ド定番の「お試しキャンペーン」成功法則
- 無料サンプル配布
- 試食サービス
- 服の試着室
- 無料体験イベント
- 初回半額
これらの「無料」や「低料金」で「試せる」サービスは、様々な場所で良く見かけますが、使い方を間違えなければ、非常に有効な販促方法となります。
お試しキャンペーンの実施目的
「お試しキャンペーン」は主として以下のような目的を持って実施します。
- 商品、サービスの良さを知ってもらい、ファンになってもらう
- お客様に合っていると感じてもらい、不安を取り除く
- 返報性の心理に働きかけ、購入動機を高める
- 見込み客のリスト集め
- 使用感についてなどのアンケート取り(リサーチ)
「1. 商品、サービスの良さを知ってもらい、ファンになってもらう」事を特に意識して無料サンプルを配布し、ファンの獲得に成功した例が「レッドブル」や「フリスク」「ミンティア」などの商品でしょう。
衣料品店の試着室や、芳香剤やアロマや香水のサンプルは、上の「2. お客様に合っていると感じてもらい、不安を取り除く」目的で設置されており、「似合わないかも」「サイズが合わないかも」「好きじゃないかも」という不安の取り除かれたお客様が、商品を購入しゆきます。
良い例ではありませんが、「催眠商法」と呼ばれる悪徳商法では、お年寄りたちに無料で色々な物をプレゼントし「3. 返報性の心理に働きかけ、購入動機を高める」事で、高額なふとん等の売りつけに成功しています。※悪用厳禁です。
「稼げる」系の情報商材や高額塾などの場合は、「楽して稼ぎたい人達」の興味を引く動画を無料で見せる事と引き換えに、メルマガやLINE@などに登録させ「4. 見込み客のリスト集め」に成功しています。
「お試し」がうまくいかない時
「お試しキャンペーン」を実施しても、期待したような売上アップにつながらない場合があります。
その理由は何でしょうか。
「お試しキャンペーン」がうまくいかない時は、「お試し」の提供方法が「お試しキャンペーン」の実施目的からズレていないかどうか、再確認してみましょう。
例えば、お試し商品をケチって質の劣ったものを提供すれば、結果として「良さを知って」もらえず「ファンを獲得する」という目的が達成できません。
また、高齢男性にファンデーションなど、的外れなターゲット層にいくらお試しを配ったところで、最初から客層が「合って」いないので、「お客様に合っていると感じてもらう」という目的が達成できません。
さらに、あまり価値を感じられない「タダでも当然」と思われるようなものを提供されても、「返報性の心理」が働かず、「購入動機を高める」という目的が達成できません。
「お試しキャンペーン」は実施目的を意識し、実施した際にお客様の心理がどのようの動くのかをシミュレーションしながら計画する事が不可欠です。
「お試し」自体の敷居も下げる方法
小さな個人経営の雑貨屋さんには「見るだけ」の入店がしずらいと感じることがあります。
狭い店内に自分と店主の「1対1」になるような状況で、何も買わずに帰るのが何となく気まずいのです。
そのような「良い人」タイプの人は、例えば英会話スクールの「無料お試しレッスン:1時間」のようなお試しがあっても、結局入会しなかった時の気まずさを予測すると「気軽にお試し」が出来ません。
そんなお客様の気まずさが、「お試し」の敷居を高くしているかもしれない場合は、以下のような手法があります。
- あえて「有料お試し」にする。
- イベント形式にする。
- アンケートモニターの募集とする。
1.のように、あえてお客様に少しだけお金を出してもらう事により、お客様が予測する「結局購入に至らなかった時の気まずさ」を軽減する事ができます。
2.は「無料体験イベント」や「試食パーティー」のような形式で同時に複数のお客様が「お試し」を体験する機会を設ける事により、「1対1」の気まずさが無くなり参加しやすくなります。
3.はあくまで、商品やサービスの使用感などのアンケートに協力いただくための「試用モニター募集」であることを強調し、購入が前提でないという雰囲気づくりをします。
実際、試用モニターからのアンケートは、販売者側が見落としていた意外な欠点を気付かせてくれたり、より魅力的な商品作りに役立つヒントをくれたりするので大変有益です。
残念ながら、当私設私書箱&バーチャルオフィスではサービスの特性上、「貸し住所の無料お試しキャンペーン」というものは実施しておりませんが、「登録事務手数料5,400円が無料」になるキャンペーンは不定期で実施しております。
キャンペーンの情報は下記のページにてご確認ください。
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